前打ちやへチ釣りにおいて、ラインでバイトやボトムの変化を取るのが当たり前の技術のように
言われることもあるが、ラインの変化は潮流等で常に発生しており、ロッドティップの変化でボトムや
バイトを感知することが効率的となります。
そこでティップの変化を見るためには視認性を重視して「ビジブルティップ」・・・
つまりティップを明るい色にすることで視認性の向上を図ることができるのです。
しかし、ティップにただ赤や黄色や白の塗料を吹き付けると欠点が生まれます。暗い色の塗料に
比べて明るい色の塗料は厚塗りする必要があり、ティップの重量が増してしまい、本来のティップが
持つ表現力に弊害が生じてしまいます。
現行の前打ちや落し込み竿はティップ部分が白く塗られているものが多いのですが、ヘチ竿の場合は
先径0.7㎜以下の設計が多く、発色の関係から厚塗りのために重量増になってしまう恐れがあるの
で、明るい色に塗る場合、塗装範囲には要注意です。