近頃、玉枠の30㎝径を使用しておりますが、釣友からは「こんなんで掬えるの!?」とか「かっこいい!」と意見は様々!
でもね、わざわざ掬いにくい小径枠を使うのにはちょっとした訳があるのです・・・
この釣りをはじめた頃、師匠が口癖のように「小さい玉枠は粋やなぁ~!」と言っていたのを覚えております。
ある日、疑問に感じた私は師匠に訊ねてみると・・・
小さな枠は掬いにくいやろ!?
だから、じっくり相手を観念させてから掬わなアカン!
いわば、やりとりを楽しむワケやな~
俺らは漁をしているワケやない!
趣味で楽しんでいるんやから躍起になって掬うことあらへんねん!
その心意気の象徴が小さい玉枠やから粋やねん!
なるほど・・・ん!?ってな曖昧な感じで当時は聞いていました。
月日は流れ・・・夢中で魚を獲り続けた日々を過ごし、この頃ようやく 「粋」=「余裕」ではないのかな!?って気がします。
余裕があれば掛けた魚と一期一会の精神で対話を楽しむコトができます。
また、周りの状況にも目がいきやすく、それがその日の情報を掴み釣果に繋げるコトでしょう。
血眼になって一生懸命釣るより、ご一緒した釣友の方々との交流する時間を少しでも持つコトが自分のスキルUPに繋がるのでは!?
これが師匠の言っていた「粋」と同じなのかどうかはわかりませんが、とりあえず30㎝の玉枠を相棒に選びました。
まだまだ、余裕のある釣りができているとは思いませんが、ただ言えるコトは確実に対話を楽しむ時間は長くなっています・・・