BJスナイパーT-425TLを表現するなら豪腕ならぬ豪竿という言葉がピッタリです。
チヌにここまでのパワーが必要なのか!?と思えるほどのハイパワーロッド!
現在、カンダイ相手の主力戦力として大活躍しています。
このロッドは興味深い面が多々あり、落し込み・前打ちロッドでは希少なオールテレガイド設計して
おり、0.8㎜径のカーボンソリッド穂先は食い込みを無視するかの様なビンビンの硬さですが感度は
抜群です!
ブランクは磯竿3号並み!?のパワーで、「過酷なフィールドテストから生れた・・・」とのメーカーの謳い
文句は、どのようなフィールドや釣法のシュチエーションで誕生したのかは定かではありません・・・。
しかし、カンダイの70㎝UPを掛けてもまだ余裕が感じられるパワー、テレガイドにより超前に対応できる
ライン放出性の高さは魅力にあふれ、マイナーなロッドですが頼もしい存在感あるロッドなので、もう少し
脚光を浴びても良さそうなものだと常々思っております・・・
このロッドに対し、私の使用法として前打ち(超前)時には穂先の硬さからラインを通常より多めに
ふかせてアタリを待ちます。
アタリ的にはカーボンソリッドの優れた感度がふかせたラインの動きを手元まで伝えてくれるので問題
ありませんし、返って食い込みの良い状況をつくり出せていると考えます。
ひとつ、難を言えばロッドの性質上、パワーゲームの頻度が多く、3000番クラスの重量のあるリールを
使用するので、ノーマルのリールシート(プレートシート)では格闘中に緩みが多々発生しており、
パイプシートに改造してガッチリとリールを固定したいところですが、反して感度が落ちる気がするので
思案中です・・・
T-425TLは個性的なハイパーロッドなので、カスタムやフィールドにおける新領域開拓の可能性を
秘めております。