ここ最近はオーバーハングでの釣りが好調!
そんでもってオーバーハング攻略といえば“落し込み目印&イガイ”が効果的で
落し込み目印の魅力であり醍醐味です!
さて、今回はそんな “目印” のおはなし・・・
目印を作り続けてウン十年になりますが、ここでもう一度“目印”の価値を考えてみますと
・アタリの見極め
・カレントの見極め
・フォールの軌道見極め
等々・・・ 視認要素に加えてイガイを内オモリで使う場合には
・イガイの方向付け
というフォールの進行方向を変える“転換点”という大事な役割があります。
注」 今回の記事は中・上級者向けなので詳しくは解説しません(笑)
では、理想の目印とはどんなものでしょう!?
根本的にはエサのフォールに障害を与えず、視認性の良いものでしょう。
フォールに障害を与えない=自然なフォールが演出できる目印であり、そのような目印は
ロッドワークによる人的演出も行いやすい目印であると言えます。
そして、自然相手の釣りですから当然フィールドの条件は様々で、強風、波、潮流、二枚潮
等々の影響を出来るだけ克服することも考えねばならないでしょう。
このような目印を作るには、究極的に目印のないラインだけの状態が理想と考え
「仕掛糸を細く、浮力をなくし目印は小さく、ピッチは広く」となります。
しかし、これでは視認性を無視したものとなり、視認性を上げるには大きな目印が必要で
悩みどころでもあります・・・
また、イガイの方向を決める転換点にはある程度の抵抗(浮力)も必要であり、2~3メートル
の目印の中に相反する要素が存在するのも事実なのです。
さてさて、一応問題点を整理して理想の目印たるものがイメージ出来たところで、実際に
目印プロダクトの開始です!
まずは5ポンドクラスのナイロンラインに75㎝ピッチで若干プラス浮力の視認の良い目印を
作りオーバーハングで実釣・・・
一発目のイガイの方向は決めれてハングにもぐり込ませれるのですが、その後のフォールの
軌道の判別が難しく、また目印中盤でのフォールの修正が困難でアタリを取るための仕掛け
全体の張りを作るのに苦労するしだいでした。
そこで、軌道判別に75㎝ピッチ間に浮力ゼロの極小目印を2つ設け完成したのがコレ!
全長:2.25M
仕掛糸:ナイロン5lb
目印:パイプ1.0&0.5
75㎝ピッチのオレンジの目印でイガイの方向を決めてアタリを取り、黄色の目印でフォール
の軌道を読み、仕掛け全体の張りを作る役割とします。
そして、目印最後のシモリ玉は仕掛けの捌きをしやすくするためとフォールの加速をドラグ
する目的で取り付けてみました。
実釣では75㎝ピッチの目印であると意識して使用し、目印全体を海面に這わせても、また
上潮が滑る状況では目印を一個ずつ置いていくような時にも対応してくれ、特に二枚潮の
状況下でアプローチのしやすい目印となりました。
同じ目印でも体格や釣り方など個人差があるので賛否両論!
今回の記事はひとつの提案でしかありません・・・
けど、自分で考え自分で作った目印と対話して、釣り上げた魚は喜びも格別なはずであり
目印の釣りの最大の魅力です!
大会や人が多い場所では不利な釣りになりますが、こんな魅力のある釣りを多くの方々に
楽しんでいただきたいですね~