朝夕めっきり寒くなってきましたね~
今年の落し込み釣りもいよいよ終盤戦に突入です!
時期的には秋の荒食いモードでウハウハかと思いきや、ちょっと冷え込めば水温低下
によるスケ潮の影響で口を使わず四苦八苦・・・
な~んて、神経質な面ものぞかせる時期ではないでしょうか!?
こんな不安定な要素が多い時には、アプローチの仕方やタックル&ベイトのチョイスなどを
慎重に考えねば痛い目に会ってしまいます・・・
そこで、今回はブログをご覧の皆様に少しでもタックルチョイスのお役に立てればと、
私の「ハリス」についての考え方をご紹介いたします。
さて、一般的に良く使われているハリスはフロロカーボンラインです。
ナイロンラインより耐磨耗性が高く強度があるので好まれることでしょう!
テトラやスリットなどのストラクチャーを狙う場合、また狙う魚の大きさから強度を考え、
その日に使う号数を決めていく・・・
号数をチョイスする上では当然の考え方なんですが、ここで忘れていけないのは「比重」です。
ナイロンよりも高比重で沈みが早い重いライン特性なので、その「比重」=「重さ」についても
号数のチョイスに考慮しない手はないでしょう!
比重のあるラインとなれば号数が上がる(太く)ほど重くなり、ハリスを長くとるほど仕掛けが
全体的に重くなると考え、私の場合は強度にとらわれることなく、重さメインで号数をチョイス
することをひとつの手段としています。
潮の動きが複雑なテトラの前打ちを例にとりますと・・・
波風で上潮だけが暴れている状況下で、カレントが効いている場合は仕掛けに神経を
使わずとも、ベイトは穴や隙間に吸い込まれていきますが、カレントが死んでしまうと暴れる
上潮の影響で穴に入れる、またより深いレンジにプレゼンすることが困難になります。
そんな時にはオモリを重くする一点過重よりも、比重を重くする目的でハリスの号数を上げ、
仕掛け全体的に重くする方が複雑な潮の影響を受けにくく、スムーズなフォールで自分の
イメージ通りの展開に近づくことでしょう。
また、その逆で上層を釣る場合は上層での滞留時間を長く取りたいので、沈みを抑えるため
に比重を軽くする目的で号数を下げるようにしています。
目印でもヘチ釣りでも同様の考えから、私の中ではカーボンライン=シンカーラインとの位置
付けで号数や長さを決めて使用しているのです。
特に注意を要するのは・・・
使うハリスの比重や強度の特性をしっかり把握して自分のモノにすること!
自分の一部になるのには時間がいるので、短いスパンでモデルチェンジするものは避け、
長期にわたり基本性能がかわらないブランドの使用をオススメします。
やたらと細いハリスを誇示する輩を見かけますが・・・
わたしに言わせればナンセンス!
その場、その状況を確実に釣りきるタックルセンスを持ち合わせたいですね~