2008年に登場したパワーゼロⅠ・Ⅱも
かれこれ6年が経ちました。
5:5、6:4調子の細ハリス対応フィネスロッドであり、特徴的な36⇔39の
30㎝マルチレングス機構を備えています。
パワーゼロ シリーズは私の目印メインロッドとして愛用し活躍しているので、
今回はこの30㎝マルチについて考えてみましょう!
ダイワ落し込みロッドのマルチレングス機構は従来60㎝マルチが主流です。
なぜ60㎝マルチなのかと考えた時、水深のある釣り場が多い大阪湾の干満の差は
約1.0メートルで中間潮位(50㎝)を視野に入れて設けられたズームの長さとなっています。
では、30㎝マルチは大阪湾の干満に対応できない!?
と疑問に感じるのは当然なのですが・・・
パワーゼロの設定は中京地区がメインであり、水深のない名古屋港では干満の差が
約2.5メートルで干潮時における魚の接岸は望めず、必然的に満潮前後のタイミング
が勝負となります。
そのため、半日など短時間釣行の展開が多く、大阪湾と比べると半分のズーム設定に
なっているのです。
さて、このような条件下で設定されたパワーゼロ シリーズは
ランガン向きのロッドともいえるのではないでしょうか!?