仲間内でちょっと話題になっているロッドについて・・・
2011年に登場した “SMT T-52UM” は
BJ SNIPERシリーズ初のメタルトップ(SMT)を搭載したモデルであり、超弾性チタン合金
穂先による「前アタリ・本アタリを見極める高感度」が売りのロッドである。
高感度というと手元に響く感度を想像しがちだが、このロッドの目指す感度は「手感度」では
なく、穂先の動きを目で捕らえる「目感度」を重視しており、チタン合金による細くしなやかな
穂先はホワイトのビジブルティップも手伝って抜群の表現力を発揮している。
また、細く削り込んだ先径0.6のメタルトップ部分は驚くほど柔らかく、BJ SNIPERシリーズ
の中では一番の食い込みの良さを誇り、低水温期や魚がスレているなどタフコンディションに
おけるショートバイトの状況下での恩恵は大である。
では何故、生産が中止されたこのロッドが今になって注目されているのか・・・
理由としては、このロッドのブランクは当時BJ SNIPERシリーズの主力ではあるHVFカーボン
素材が使用され、重量のある金属素材の穂先を支えるため、2011年当時のT調子より全体
的に太めで強いブランク設計となっている。
そのため、現行のロッドに置き換えるとTH(タフ・ハード)の調子に近く、
テトラの前打ちにおいて、今後の水温低下と共に訪れるであろうスプーキーな状況下で、獲る
ことよりもフックアップまでの工程に注視し、MS(モンスター)ほどの強い調子は入らないと考え
た者には、現行THモデルには存在しない最適なレングスの前打ちロッドとなりうるからである。
秋も深まり、冬の訪れと共にこのロッドの真価が発揮される日はそう遠くはないのでは!?
落し込み釣りのフィールドは多彩!
落し込み釣りにハマれば、そのフィールドや釣り方の数だけロッドが必要になってしまい・・・
個人的にはバス釣りとオーバーラップすることが多い気がします。。。