三間半といえば織田信長の三間半槍(6.3メートル)による「長槍隊」が有名です。
当時の合戦において、集団密集戦では正面からの突き合いに有利なことは明らか
なんですけど・・・
しかし、個人戦となると長槍では重く扱いずらいので短くなる傾向にあり、やはりTPO
に応じた長さがあるのも事実です・・・。
さて、本題の釣りの方なのですが、去年末から前打ち長尺ロッド
“BJ SNIPER 前打ちT-63UM” に本腰を入れ積極的に使っています。
このロッドについては4年前のプロトテストの段階から関わっており、北陸方面などの
大型テトラ向けに開発されたロッドなのですが、Tタイプ(硬調子)の長尺ロッドでありながら
SVFカーボン&X45の設計によりタレ感が抑えられ、硬調(T)と超硬(TH)の中間に位置
するアクションはあらゆるストラクチャーでも十分に通用するパワー&トルクを発揮します。
また、従来の同レングスロッドのウィークポイントでもある#5ズーム稼動部のUガイドには
ファイト時に大きな負荷が掛かるため、常にトラブルを危惧するところでしたが・・・
その部分をKWガイドで補強することにより、ガイドトラブルを気にせずズームインorアウト
のどちらでも遺憾なく#5~#6を曲げきる豪快なファイトが出来る設計になっています。
しかしながら、長尺マルチレングスロッドがゆえの重さはハンパではなく、ロッドワークの
深刻な問題も抱えているのも事実であり、長時間振り回すのにはかなりの体力と集中力
が必要で「使い手を選ぶロッド」ともいえます・・・
それさえ克服出来れば、魚との距離をとったアプローチが有利なことは明らかで、実際に
このロッドを使い始めて好結果も出ていることもあり、遠距離の狙撃手として大阪湾の通い
なれたフィールドでも、また別の楽しみ方や発見があると考えています。
さてさて、私的には・・・
振り幅の大きいロングロッドならではの繊細な誘いや聞きアワセの感覚、また長いリーチを
生かしての取り込み等々・・・ テクニック面や感覚面でも、まだまだこのロッドを使いこなして
いるレベルではなく・・・
今年は “三間半のスナイパー” の誕生を目指して、このロッドを自在に使えるように
体力強化に励んでおり、これから先どんなドラマが待ち受けているのか楽しみにしている
しだいなのです♪♪
オプションの“EVA肘当て”装着は
アプローチやファイト時の竿ブレを抑えるのでおススメです♪♪