BLACK JACK SNIPER には4タイプの穂先がラインナップされており、
ロッドのパフォーマンスを構成しています。
グラスソリッド:食い込み重視
カーボンソリッド:手元感度
メガトップ:視覚感度&食い込み
スーパーメタルトップ:手元感度&食い込み
中でも多く装着されているのがカーボンソリッドによる穂先で、今回はその理由に迫って
みましょう!
まずは夏のフィールドに立った自分を想像します・・・
「チヌは風を釣れ」ってことで、南西風が正面から吹きつける状況にしましょう。
壁際や際のテトラは波がチャバついて、潮は良く濁っておりワクワクするような好条件!
もちろんチヌ達もヤル気満々でアタリは引ったくりか止まりの派手で明確なものばかり♪
このような状況下ではあまりタックルチョイスに神経を使うことなく、風を正面から受ける
のでシャキッとした調子のロッドが使いやすいですね~
さて、お次は今時期の様な秋のフィールド!
季節は移り変わり北東の風が多く、潮色はスケ気味・・・
チヌ達も透けた潮の中、警戒心バリバリなのですが冬に備えて食欲旺盛なので、辛抱
たまらず上層までエサを求めに来ています。
サイトフィッシングを楽しめる時期でもあり、チヌに気づかれない様に注意をはらってソーッ
と近づいて落してみると、警戒しながらもバイトするので一撃の「カン!」やら「ピン!」って
アタリが出ます・・・
この小さなアタリを絶妙のタイミングであわせる、いわゆる「掛けアワセ」が落し込み釣りの
艱難であり醍醐味で、コアな黒鯛師ほど秋の釣りが好きなんですね~
さてさて、この小さなアタリをより明確に効率良く伝えるには穂先が重要な働きをします。
視覚・手元感度に優れたメガトップやメタルトップは食い込みの良さまで考慮し設計されて
いるので、より細く仕上げる傾向にあります・・・
この穂先の細さが落し込み釣りの好条件といわれる風を受けているシュチエーションで、
穂先のブレを発生させ、道糸を震わせて小さなアタリをぼかしたり、アプローチにおける
アキュラシーの低下に繋がってしまいます。
しかし、カーボンソリッドではどうでしょう!?
素材の特性からピーンとした調子になるので、アタリ(振動)の伝達も良く、穂先のブレは抑え
られ、アタリの感知やアプローチにおけるラインメンディング、アワセにおけるレスポンスなど
実戦における条件を多くクリアした、釣り人に愉しみを提供してくれる穂先となるのです。
釣りはなんといっても趣味のもの・・・
趣向をなくして趣味の釣具が存在するのでしょうか?
視覚感度が好まれる中京ユーザーの要望から、メガトップ搭載の飛竜クロダイが登場!
そして、近年は手元感度重視に移りゆく全国ユーザー向けにメタルトップ搭載のメタルチューンロッドが登場しています。
メーカー陣も獲ることに固執せず、より多くの方々に魚との対話を楽しめる趣向のロッドを提供し、落し込み釣りの醍醐味
を味わってもらいたいと考えているのでは!?